人は誰もが、大切な人を失った際に強い後悔や心の痛みを感じるものです。
亡くなった人への愛情ゆえに、自分を責め続けてしまうのは当然のことでしょう。
しかしそのような罪悪感を持ち続けることは、心身の健康を損なう可能性があります。
特に新型コロナウイルス感染症の流行により、多くの人が従来とは異なる形で別れを余儀なくされました。
感染防止のため、家族であっても面会が制限されたため、最期の時を一緒に過ごせなかったのです。
そのような状況に置かれた人は、自分を責める気持ちにさいなまれることもあるでしょう。
しかし、過去に遡って変えられないことを頭では理解していても、後悔の念を抱き続けるのは難しいものです。
そのような時は、「亡き人にしてあげられたこと」や「一緒に過ごした時間」を思い出すことで、少しずつ前に進むことができるかもしれません。
あなたを許すことは、あなたにしか出来ないことなのです。
時にはどうしても自分を許すことができないこともあるでしょう。
そんな時は、許せない自分を認めてあげることが大切です。
完璧な人間ではありませんから、完全に許すことはできないかもしれません。
しかし、自分の気持ちに寄り添い、時間をかけて癒やされていくことで、少しずつ前に進めるはずです。