日本人の4つの悲嘆 ②疎外感

疎外感とは、死別によって自分のまわりにいる人々の態度が変わったように感じる感情を示します。

また、無視されている、見捨てられているとかんじます。

次の様な言葉がその心情を表しています

周りから置いてきぼりになったような気がする

これまで親しかった友人といても溶け込めないような気がする

自分の立場や身分を失ったように感じる

死別以後、他人との折り合いが悪いと思う

この不幸で、自分だけが他人と違ってしまったような気がする

自分の気持ちを理解してもらえそうにない人との交流をできれば避けたいと思う

故人が関連した行事に参加する時に、周囲に怪訝な目を向けられているような気がする

このような感情は死別からおおよそ3年ほど続くとも言われています。

また疎外感の特性の一つとして、親の喪失ではほとんどの場合、意識にあがらないようです。

遺族は「自分は他の人とは違う」と感じ

また「こんな風に感じているのは自分だけ」

と思い込むと言われています。

死別者の悩む疎外感は、死別者は特別な人と見る社会の烙印づけにも関連があるかもしれません。

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